「サービス最適化を支える」プロダクトチームメンバーの

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各部署から寄せられたアイデアを仕様書に落とし込み、開発と連携してサービス最適化を目指すプロダクトチーム。

「一般的に、カスタマーサクセス(要望を伝える側)とプロダクトチーム(要望を受け取る側)は部門ごとの目標が乖離し、利益相反のような状況に陥ることがあるのですが、カメラブのプロダクトチームは正反対だと言えます。上野さんは特に話しやすく、よく相談させていただいています」。

プロダクトチームとよく連携をとるカスタマーサクセス責任者は、上野さん入社後は部門間の連携がより一層強化されたと語ってくれました。

入社当時はスキルや知識のキャッチアップに必死だったと語る上野さんは、今やチームに欠かせない存在です。入社をしてすぐにメンバーの信頼を得た彼が意識していること、日頃の活動についてインタビューを行いました。

普段から意識している大切なこと

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相談がしやすく仕事が丁寧と定評がある上野さんは、普段どのようなことに気を付けているのでしょうか。

「ユーザーと密に関わる部署から寄せられる要望はできるかぎり実装したいんです。要望を頭ごなしに突っぱねることがないように、要望の意図はなるべく理解するよう努め、各部署の領域を分けすぎないことを意識しています」。

上野さんはウェブディレクターとして経験を積んでいたことがあり、チーム連携やマネジメントについて多くの学びを得てきました。

「前職ではウェブディレクターをやっていました。当時、デザイナーからあがってきたデザインをクライアントに見せたときに”イメージと違う”と指し戻しされることが多々あり苦労しました。その時に気が付いたのは、デザイナーに対して細かい指示を出すのではなく、プロジェクトの目的やビジョンを共有することが必要ということでした。チームの連携、共通の意識レベルを持つ大切さを学びました」。

前職での学びは今も生かされており、チームで目的を共有しながらプロジェクトを進める姿勢は上野さんの基本姿勢に組み込まれているようです。

現在の仕事内容、10歩先を見据えて

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プロダクトチームで上野さんは現在どのような活動をしているのでしょうか。

①機能改善の要件定義、エンジニアとの連携カメラのサブスクリプションサービスを提供するカメラブは、ユーザーが審査を経てサービス利用をします。ユーザーに少しでも早くサービスを利用してもらうために、ツール導入の検討、審査精度とスピードを上げる改善業務に携わっています。

②デザインの要件定義、カスタマーサクセス・サポートとの連携カスタマーサクセス・サポートからのフィードバックを元にユーザーが躓くポイントを集積し、コミュニケーションエラーが起きないようUX(ユーザーエクスペリエンス)向上を目指します。

サービス要件定義を考える際に考慮するのは、10歩先にエラーが起きないかどうかです。各部署の役目や取組みを理解することにより、要件定義の精度を高め、ユーザーが使いやすいサービスに貢献できると思っています」。

やる気につながる社内外からのフィードバック

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カメラブはSlackチャネルが多くあり、VOC(Voice of Customer)や書籍の紹介チャネルで頻繁に交流をします。ユーザーからの意見やお褒めの言葉、書籍で学んだ内容を共有するという文化が根付いているのです。

「サービス改修時、メンバーがユーザーの反応をすぐにSlackで報告してくれて、貢献できたんだと嬉しく思いました」。

ユーザーフィードバックに留まらず、社内からも反応は寄せられるようで、プロトタイピングツール(AUN)導入を提案した際はチームメンバーから生産性が上がったと好評だったのだとか。

「自分のつくった成果物や仕事を円滑に進めるために提案した行動に対してフィードバックがもらえるというのは嬉しいですね」。

社内外から反響をもらえる環境に、上野さんはますますサービスにも会社にも愛着が湧いてくると話ます。

子育てと仕事の両立、苦労した転職直後

2人目のお子さんが生まれるタイミングでリモートワークができる環境を探し、カメラブに入社をした上野さん。

「当時はほとんど全ての仕事でキャッチアップが必要で必死でした」。

ディレクターとしてのキャリアを持っていても、カメラブ入社時はインプットに苦労をしたそうです。

「カメラブはまさにプロ集団という印象でした。資料のクオリティ一つとってもレベルが違うというか。言葉の定義をしっかり定め、スケジュールは工程の粒度が細かい。要件定義書はあらゆる可能性を考慮して細かく構成されています」。

要件定義の作法や関係部署とのMTGに至る準備、資料作りと、プロダクトチームマネージャー指示のもと学びを積み重ねていたと語る上野さんは、当初は学ぶことが多く大変だったようです。

「会社のメンバーはパフォーマンスが高いので沢山勉強しないとというプレッシャーがありましたが、優秀な方と一緒に働けるのはとても楽しいです」。

入社後は主にリモートワークが中心で、チームメンバーとは週2回のMTGを通して進捗共有や交流をしています。在宅が基本のプロダクトチームですが、開発チームも交えて登山に行く仲なのだそう。

入社時は情報のインプットや子育てと忙しい日々を送っていた上野さんですが、土日はメールを見ない、気張りすぎないようにすると心がけ、子育てや趣味のDIYにいそしみバランスのよい生活を送っています。

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(DIYで作成したウッドデッキはプロ顔負けのクオリティ)

現場の声を実装したい、まだまだやることはある

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「メンバーから寄せられるアイデアはどれも実装したいと思うんです。やれることは沢山あるし、やりたいことが多い。リソースの問題でステイしている案件もあるので進めたい気持ちがあります」。

リソースが限られている現在は、カスタマーサクセスと連携をしてオペレーションでカバーしている点も多いそう。

「これはリソース的に厳しいからオペレーションでカバーする、こっちはインパクト大きいからプロダクトを改修する、と適宜優先順位を相談して進めています。フロントエンジニアがいると改善案はスピード感を持って実装できるので是非チームメンバーとして迎え入れたいです」。

個人的な目標を伺うと、視野が広く、エンジニアの仕事内容、各エンジニアの課題を理解して技術、マインドを慮ることができる人材。まさにプロダクトチームマネージャーの原さんのような方になることなのだとか。

マネージャー原さんからの信頼はもちろん、チームメンバーから厚い信頼を得ている上野さんは確実に目指す姿に近づき、サービスの中心人物として活躍の幅を広げています。